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bluetrollbible58のブログ

子供の心の事、親の事を中心に書いていこうと思います。

いじめの加害者の親

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私は、いじめを受けた経験がある。

それなのに私は友達をいじめそうになった事がある。

加害者になりかけたことがあるのだ。

 

加害者側の家庭にも深刻な問題が潜んでいる可能性がある事を、私が経験した事を踏まえてここに書いてみようと思う。

 

 

 

今の時代の学校がどんな風なのか分からないが、私の子供時代、私の小学校では「生徒名簿」のような冊子が毎年配られるのだった。

 

そこには生徒名、住所、電話番号、そして保護者の下の名前も書いてある。

毎年貰うその冊子には1~6年生の全学年の生徒の情報が記載されていた。

 

ある日同じクラスのお友達に電話しようとその冊子をめくっていると、そのお友達の保護者の名前のところにボールペンだったか鉛筆だったかで「〇」が記されていた。

 

「何でお友達の親の名前に〇がついているの?」

私は謎に思った。

 

パラパラと冊子をめくってみると、他にもところどころ保護者の名前に丸が記されている。

 

よく見ると、「女の名前」にだけ丸がついている事に気づく。

 

お母さんに

「何で名前に丸がついてるの?」

 

と聞くと、

 

「あぁ、それ、母子家庭の人に丸つけてる。普通の人と違うから。母子家庭って分かる?」

 

と鼻で笑い、優越感に浸った表情で話し始めた。

 

「母子家庭の人間とは関わらないようにしなきゃ。だから分かりやすく丸をつけた。」

 

薄気味悪い笑顔をしながら母子家庭について語るお母さん。

 

ここには書けないほどの心ない発言を、お母さんは楽しげに語った。

 

「母子家庭」という言葉は小学生の私にはどんなものか全く想像できなかったが、お母さんからの言葉から連想すると、漠然と良くないもの、そして関わってはいけない人。というイメージがすっかり定着してしまった。

 

私はその日電話しようと思っていた友達には電話をしなかった。

保護者の名前に丸がついていた事で、何となく関わることを躊躇ってしまった。

 

その日から何となくその子と関わる事を隠したい、後ろめたい、そんな気分になった。

 

私はお母さんに好かれるために、お母さんの前では友達と仲良くしていないフリをするようになった。

 

お母さんが母子家庭の子たちの悪口を言う。私がそれに対して、

「そっか、そうなんだね。」

と反応すればとても喜んでくれた。

 

「〇〇ちゃんと今日先生に褒められたんだよ!」

 

と私が言っても、

 

「〇〇ちゃんって母子家庭だよね?」

 

と鼻で笑うお母さん。そしてまた人を馬鹿にする発言をし始める。

 

私はただ、

「〇〇ちゃんも、あなたも偉かったね!」

 

と言ってもらいたかっただけなのに。

 

悪口を言う事に執着し過ぎて、私にさえも褒める言葉を言い忘れてしまったお母さん。

 

私は本当にこんなお母さんに育てられて苦しかったし、離れて暮らしている今でもつらい。

でも、苦しい分、お母さん色に染まらなかったという事だ。そこだけは自分で評価したいところだ。

 

最も危ないのは、お母さんから母子家庭の話しを聞いて、私はそのお友達の事を一瞬嫌いになりかけたという事実だ。

一歩間違えればいじめの加害者になりかけていたと思う。

 

でも、そのお友達は私が落ち込んでいた時に一番に気づいてくれて駆け寄ってきて、私を驚かせてくれたりして笑顔にしてくれた。

お母さんは、私がつらい時も気づきやしない。

今でも大切なのは、お母さんよりもそのお友達であることは間違いない。

 

 

親の発言は子供にとって大きな影響力があると考える。

加害者である子供も悪いけど、子供の親のほうがもっと悪いのではないか?と考えてしまう時がある。

 

子供の目の前でいじめに繋がるようなキーワードを親は何気なく発言してはいないだろうか?

 

私の子供の頃と違って今の時代はインターネットがあるし、小学生でもインターネットを通して悪知恵を得ることなんて簡単にできるが、一番影響力が強いのはやっぱり親の発言や態度だと思う。

 

「親だって未熟だから。」

って、それを言い訳にして好き勝手発言しないでほしいと思う。

 

 

思った事をすぐに発言する癖をやめて、ひと呼吸置いて思いやりのある発言をする癖を少しずつ身につけていけば、いじめは減るのではないだろうか?

 

親たちがまずいじめを無くす意識を持たないと、子供のいじめも無くならないと思う。

いじめに対する道徳の授業は、親も参加して学ぶ必要があると思う。

 

「親はお金を稼ぐ事が大切だからそんな余裕ない」

 

って思う親もいるだろう。

確かにそれも正しいけど、子供の心はお金だけでは育たない。

 

「うちの子供は絶対悪くない!いじめの原因はそちらにもあるのではないですか?」

 

って聞く耳を持たず相手に原因を押しつけるのではなく、何歳になっても学ぶ姿勢、謙虚に成長する姿勢を持ってほしい。

 

子供の心は、今の全てを吸収しながら育っているのだから。


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