bluetrollbible58のブログ

子供の心の事、親の事を中心に書いていこうと思います。

見せかけの幸せ

f:id:bluetrollbible58:20161128105608j:plain

 

私の友達は、10代後半から20代前半にかけて薬物依存と暴力に明け暮れる日々を過ごしていました。

 

私は何度も何度もその友達と話しをして、薬物を乱用しない時間のほうが楽しいと思ってもらえるように関わってきました。

 

次第に薬物からは抜け出す事ができたのです。

そこまで依存度が強くなかったせいか、本人の努力の結果なのかは分からないですが今のところ完全に断ち切っています。

 

暴力についても、何か嫌な事が起きるたびに暴力を奮うことについて、本当にその選択肢しかないのか?を話し合いました。

 

暴力についても、様々な選択肢を試した結果、嫌な事が起きた時の対処法を身につける事ができ、暴力を振るわなくなったようです。

 

どんな人間になりたいのか?という事もよく話し合いました。

 

 

友達は、こんな自分が嫌いだとよく言っていましたが、今では自分の事を少しずつ好きになってきているようで、ひとまず安心しています。

 

友達は一体どんな家庭で育ったのだろう?と疑問に思いました。

 

その友達に聞けば、両親と兄弟がいる。普通のマンションに暮らしているということ。

 

ある日友達に誘われたので、その友達の実家へ遊びに行きました。

 

そこには、礼儀正しい笑顔のお母さんと、無口でも笑顔のお父さんがいたのです。

 

私は正直、

 

(何で友達は薬物や暴力をしてたの!?お母さん、お父さん、こんなに良い人なのに!!!)

 

と、友達に対して怒りさえ覚えました。

 

(私がここの家で育ったなら、まともに育ったに違いない!!

綺麗なマンション、手入れされた庭、美味しそうなお菓子とお茶、おしゃれな家具。笑顔のお母さんお父さん。

そんな中で生きていけるだなんて最高ではないか!!!)

 

そう、思いながら出されたお茶をいただいていました。

 

お母さんが終始お話しをされていて、お父さんは全く何も話さない感じでした。

 

お母さんのお話しは、

「私はこうして子供を育ててきたのよ。」

「私は今までこういう事をしながら生きてきたの。」

 

という風に、全ての話しが「私が」という内容のもので、びっくりしました。

 

「あなたは、海外へ行った経験はある?」

 

と聞かれたので、

 

「数日ですが一度だけ行ったことがあります。」

 

と言うと、それを聞いたお母さんはものすごく笑顔になり、

 

「私は3ヵ月間も行っていたのよ!すごいでしょ?あなたより私のほうが長いわね!」

 

と言って、初対面の私の前で優越感に浸っているのです。

 

「私ね、実の父(友達からすると祖父)から暴力を奮われてたの。でもね、今は許せるの。父だって思うところがあって暴力を奮ったってね。私も、子供には1・2回くらい殴ったわね。でも、親にならないと分からないこともあるのよ。あなたも産んでみれば分かるわ!」

 

そんな話しも初対面でされて、私はびっくりしてしまって返答に困りました。

 

祖父→母親→友達

 

と、暴力の連鎖が続いているではないか!

と、悲しくなりました。

 

後々その友達に聞いてみても、

「お母さんはいつも自分の話ししかしない。」

と言っていました。

 

一緒に住んでいるのに、薬物依存にも暴力にも気づかなかったお母さん、お父さん。

 

本当に子供の事を見ながら生きてきたのでしょうか?

 

それから数年が経ち、その友達のお母さんと再会する機会があったのです。

 

友達に誘われて食事会に参加してきました。

 

お母さんが突然、

 

「そうそう、テレビ見た?高〇容疑者のお母様がテレビで謝罪会見しておられたでしょう?自分が産んだ子供が犯罪したって親としては可愛いのよね。分かるわぁ~。」

 

私は、苦笑いしかできませんでした。

 

 

もしも友達の過去の薬物や暴力の事実をお母さんに言ったところで、

「誰かにやらされた」

とか

「この子が暴力を奮わなきゃいけないように仕向けた周りが悪い!」

と逆ギレをされそうだなと思いました。

 

食事会の後、友達がぽつりと

 

「やっぱうちのお母さん、おかしいよね。」

 

そう言って肩を落とし、もうお母さんには会いたくない、本当の意味で離れたいと話しをしていました。

 

その友達とは現在、お母さんと距離を置くにはどうすれば良いかを一緒に模索しています。

友達にとってベストな方法が見つかるともっと幸せに生きれるような気がします。

 

自分中心でお話しをされるお母さんに育てられたせいか、その友達はお母さんに何も言えないでいます。

私の親と似ているところがあると思いました。

 

離れる事は時として幸せの近道になる場合もあるかもしれませんね。

 

親と離れるための現実的な選択肢、家族における幸せの形について今後と模索していきたいと思います。


人気ブログランキングへ