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新幹線3人殺傷事件 小島一郎被告「殺すつもりでやりました」 初公判にて

 

 

2018年6月、東海道新幹線で乗客の男女3人が殺傷された事件で殺人や殺人未遂の罪に問われた無職の小島一朗被告。

28日に裁判員裁判の初公判横浜地裁小田原支部で開かれました。

 

小島被告は「殺すつもりでやりました。間違いございません」と起訴内容を認めたということです。

 

小島被告は昨年6月9日午後9時45分ごろ、新横浜~小田原間を走行中の東京発新大阪行きのぞみ265号(16両編成)の12号車で、乗客の20代女性2人をなたで切り付けてけがを負わせました。

また、止めに入った兵庫県尼崎市の会社員、梅田耕太郎さん、当時(38)の首や太ももを鉈やナイフで切り付けるなどして殺害したとしています。

 

 捜査関係者によると、小島被告と3人には面識はなかったということです。

小島被告は平成29年12月に愛知県岡崎市の祖母宅を出た後、長野県内を転々して野宿をしていました。

神奈川県警の調べに対し、「刑務所に入りたかった。他人が決めたルールで生きる方が楽だと思い、無期懲役を狙った」などと供述していた。

 

論告求刑公判は12月9日に行われ、判決は12月18日に言い渡される予定とのことです。

 

 

小島被告の生い立ちを記事で読むと、何とも希薄な家庭で育ったのだなと思ってしまいました。

もちろん、擁護する気は1ミリもありませんが。

 

ここからは私の家庭を含めた考察を書いていきたいと思います。

 

特に寒気がしてしまったのは、小島被告の親が買ってきた(誰かからもらってきた?)水筒の件です。

小島被告が中学生の頃の出来事で、親が小島被告に買ってきた水筒が中古の水筒だったそうです。(中古を買ってきたのか、誰かから譲り受けたものなのかは情報が錯綜しています。)

 

小島被告の姉は新品の水筒を買ってもらっているのです。

さすがに心に大きな傷が入りますよ。

個人差はありますが、治せないほどの心の傷になってしまう場合もあります。

 

もしも私の旦那に同じことをされたら(例えば義母には新品の水筒、私には中古の水筒をくれたら)、私は「この差は一体…?」って傷つきますけどね…。

 

どんな過去を背負っていたとしても、当たり前ですが小島被告はしっかりと罪を償うべきです。

本当の意味で償いの心を持てるのは、小島被告に少しでも温かい心が芽生えた時だけだと思います。

犯人が償いの心を持ったところで、亡くなられた方は戻ってきませんし、怪我をされた方々や現場に遭遇して心に深く傷を負ってしまった方々の気持ちが晴れることはないと思います。

 

償いの気持ちを持った時点から、小島被告は人生を終えるまで懺悔の日々が訪れることでしょう。

今は、相当強がっていると思いますよ。内心とはうらはらに。

ただ、刑務所の中でも温かい出会いというものがふと舞い降りてくることもあります。

温かい出会いの機会ということが、神様からの大きな罰だったりするかもしれません。

そうなった時、小島被告は本当に自分は生きていて良いのか、自分とは何か、毎日自問自答しながら過ごすことになると思います。

不幸なことをしてしまった先には、不幸しかありませんし、いろんな形で罰があたると思っています。

痛い、苦しいといった、ダイレクトな罰のほうがまだマシかもしれません。

一見幸せに見える罰が最も恐ろしいと私は思っています。

 

どうせ生まれてくるのなら、この家に生まれてよかったと思えるようなお家に生まれたいものです。

子供の発言をしっかり聞いてくれる親が理想です。

もちろん、どんな家庭で育っても、人生を向上させるのは自分の努力次第と言えます。

 

しかし、悲惨な家庭に生まれてしまった場合、人生のレベルを上げるのに人一倍苦労するのは親ではなく、子供のほうなのです。

 

果たしてそういった家庭に生まれた子供の中で、何人の子供が「よし!頑張って人生を変えていこう!」と奮起できるスイッチを持ち合わせているのでしょうか。

 

こういった事件が起きるたびに考えさせられます。

 

読んでいただきありがとうございます。